The scene of Kukai

朝起きると雪が降っていた.帰れなくなったらやばいなと思っていたけど,すぐにやみました.よかった.来週から始まる授業の準備のあと,研究に関する考察をして,査読論文を読み始めて,学生からもらった実験プログラムを動かしてみる.まあ,いろいろやったという事.
ずっと「空海の風景/司馬遼太郎」を読んでいる.現在下巻の真ん中あたり.なかなか読む時間がとれず進まない.今読んでいるあたりは,最澄と空海のやりとりが出てくるのだが,この2人の性格がしっかりと描かれていて非常におもしろい.やや冗長だけど.もちろん司馬遼太郎の想像が入っている部分もあるのだが,基本的には史実に基づいているので,かなり事実に近いと思う.
中学の歴史でこの2人を習ったときは,「空海は真言宗を最澄は天台宗を開きました」の一文で終わっていて,「ふ〜ん」という程度の感想であって,試験前に「空海=真言宗,最澄=天台宗」と丸暗記するのに苦労した気がする.あのときに,こんな本を読んでいれば,こんな苦労は無かったのだろう.といっても,あの当時は仏教なんて全然興味なかったから,読むわけないけど.人間はかくも変わるものなのである(えらそう風).

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