福田がFTC研究会@青森に参加

 2015年7月16日〜18日にかけて,青森県の椿館にて行われたFTC研究会で研究発表を行いました.発表タイトルは,”ストカスティックコンピューティングにおける論理縮退故障の演算精度に対する影響”です.

 参加者は全部で51人で企業の方や北海道から九州まで様々な大学の教員や学生が参加しました.研究会の内容は,主にLSIのテスト手法やディペンダビリティに関する研究発表で13人の発表が3日間にわたって行われました.僕の発表は3日目に行われ,現在主流の二進数計算とは異なるストカスティックコンピューティングを用いた演算回路(SC回路)の故障時の振る舞いに関する発表を行いました.従来研究では,SC回路は確率的な演算を行っているため,一時故障に耐性が高いことが述べられていますが永久故障に関する研究は行われていません.本研究では,SC回路の永久故障の影響を評価し,SC回路の代表的な故障をいくつか報告しました.

 今回,初めての学外発表を通じ,私が行っている研究を学外の方々に聴いていただく,貴重な経験となりました.そして,質疑応答では今後の研究に有益となる多くの助言や指摘をいただいきました.他の方々の研究発表では,個々の研究をアピールすることはもちろん,聴衆者を楽しませるようなプレゼンで発表者自身もプレゼンを楽しんでいるように感じました.まだまだそのようなプレゼンに達することは難しいですが今回の研究会参加を踏まえて,よりよい研究発表を行っていきたいと思います.
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最後に旅館ではおいしいごはんと日本酒を楽しみました.
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研究会後は青森市へ観光してきました.お昼ご飯食べた後の海鮮丼はきつかったですがおいしかったです.
kaisen

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