研究考

80%ほど体調も回復.やっぱ風邪には栄養とビタミンと睡眠と発汗である(当社比).
論文のカメラレディの準備を始める.
今日は講座のvcad体験ツアーの1日目.ということで,3年生が10人ほど見学に来た.一人でも多く興味を持ってくれればよいと思う.
こういう時期は研究のことを学生に説明する機会が増えるわけだが,そのおもしろさを知ってもらうのは難しい.特に,VLSIの設計やテストなどは学生にとっては「難しそう」とか「ハードウェアいや」などの感想を持たれやすいし.ただ,自分の立場としては,VLSIの設計やテストはあくまでも「目的」であり,本当に面白いのはその「手段」を考えること.「手段」とはとどのつまりアルゴリズムであり,目的に応じたアルゴリズムを考案するわけである.その結果,考案したアルゴリムがグリーディーアルゴリズムとか画像処理アルゴリムとか統計処理をベースとしたアルゴリムとか遺伝的アルゴリズムとかになったりして,なかなか楽しい.こういう「手段」を考案(選択?)するおもしろさはなかなか伝えにくい.対して,わかりやすいのは「手段」が研究対象になっている研究だろう.先に問題を解く(大まかな)アルゴリズムが決まっていてそれにあう「目的(問題)」を探すアプローチ.まあ,どちらがいいとか悪いとはもちろんないのだが,自分としては前者のアプローチの方が好きみたいです.いろいろとアルゴリムをさわってみれるし.浮気者なのか?

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