PiTaPa

大阪出張.
PiTaPa(ピタパ)のお話し.PiTaPaというのは関西の私鉄グループが発行しているICカード.大阪だと地下鉄やバス,阪急なんかで利用できる.このPiTaPaは名前の由来であるPostpay Ic for ”Touch and Pay”が示すように,ポストペイ方式.使った分だけ月末に精算する方式である.ちなみにポストペイ方式にしているのは,いろんな割引サービスを柔軟に適用するためらしい.いい考え方である.ここまでは素直なお話し.
で,このPiTaPaはJR西日本でも使える.しかし,JRのICカード(ICOCA)はプリペイド方式.そこで,PiTaPaはチャージ機能と言われるプリペイド機能も持つ.プリペイドの機能は持っているが,使われるのはJR西日本だけ.それ以外ではポストペイとなるのだ.ほら,だんだんややこしくなってきた.
さらに,便利さを追求するためにオートチャージ機能なる機能がある.これは「チャージ金額が2000円を下回ったら改札通過時に自動的にチャージしまっせ」という機能(ちなみに,この機能はカードごとにON/OFFを選べる.また,オートチャージの料金はポストペイで払われる).で,このオートチャージ機能は「PiTaPaエリア内の改札」でないとされない.JR西日本の改札を通ったのではオートチャージされないのだ.でも,チャージしたお金はJR西日本でしか使われない.ということは,初めてPiTaPaを使う人がオートチャージでカードにチャージしてJRに乗ろうと思うと地下鉄などに一度乗らなくてはならないということになる.もう,十分ややこしい.
え,オートチャージにこだわらずにICOCAみたいに券売機でチャージすればいい?そのとおりですが,オートチャージでチャージしたらポストペイで使用できるPiTaPaのポイント(ショップ de ポイント)が使えるのでお得なのだ.というけちくさいことを考えるとややこしいですよ,というお話しでした.

2 comments

  1. 本来異なるシステムを相互乗り入れできるように接続してるので仕方ないですよ。使えるだけまだありがたいです。
    広島ではJRが07年に、バスが08年に、そして広電が09年にICカードを導入するそうです。広電では全扉で乗り降りできるようにするとのことなので、どんなのが出来るのか楽しみです。

  2. そうですね.ただ,いろいろな面でもう少しユーザ側に立って欲しいと思うんですけどね.
    バスは08年ですか.まだ先だなー.ICOCAやPiTaPaと互換性があればいいんですけどね.勝手な要求ですが.まあ楽しみですね.

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