はいさーい!めんそーれ!M2の杉野です!
この度の記事は,3月1日(水)−3日(金)に沖縄の青年会館で開催されたVLD研究会に参加しましたのでその報告をさせいただきたいと思います.
発表タイトルは”ストカスティック反復による積和演算アーキテクチャ”です.
発表内容は顔認識などで用いられる固有ベクトルの算出アルゴリズム,べき乗法を全てSCで構成するという内容です.
フィードバックを行うアルゴリズムをすべてSCで構成する試みはSC界初ではないのでしょうか.
SCとはストカスティックコンピューティングの略で,1の存在確率によって数値を表現するビット系列を用いた演算方法のことをいいます.SCの特長として,小さな演算素子(例えばANDゲートで乗算)で,ソフトエラーに高い故障耐性を持つという特長があります.
一般的なSCを行うハードウェアでは2進数演算⇒SC⇒2進数演算というステップを介しますが,すべてをSCを閉じてしまうというのが本提案のミソとなっています.
これにより高い故障耐性維持し,従来の構成からわずかな面積増加であり,演算精度の点では十分な精度という結果を得ることができました.
具体的な詳細はこちらを御覧ください.
今回の発表は大学院生となって2回目の発表ということもあり,前回の発表に比べてしっかりと受け答えできたのではないかと思います.相変わらず原稿読みになってしまいましたが,時々聴講されている方々の顔を見ながら,わかっていないかなと思ったときはアドリブで具体的に説明することができました.限られた時間で説明することの難しさを2年間の研究活動で実感していたので,今回の発表では自分のスキルアップを実感することができました.
コメントにはこれまで考えつかなかったSCのパイプライン化を立命館大学の先生にご指摘いただき,これからの研究に活かしていきたいと思います.(僕の研究を引き継ぐ後輩たち,あとは託しますよ)
最後に,市原先生,井上先生,岩垣先生,今回の発表で懇切にご指導して頂き,ありがとうございました.
僕の勇姿を写真でご紹介します.
最後の実験結果を説明中です.
( ー`дー´)キリッ
論理回路研究室と2次会へ.永山先生,稲木先生,ありがとうごさいました!
とても楽しかった様子が僕の笑い方から伝わるでじょうか(ガハハ)
カープ…?
久しぶりの手荷物検査で体から謎の金属反応が…
そうめんチャンプルー.とてもおいしかったです.
[…] 発表以外(懇親会など)のことについては,こちらをご覧下さい. 懇切にご指導していただきました市原先生,井上先生,岩垣先生へ,また議論に参加しコメントや助言をいただきま […]